Cardanoはコミュニティによって運営されています。このページでは、憲法と確立されたルールに基づいて各役割がすでに負っている基準をまとめ、ネットワーク全体の健全性指標を示します。あくまで既存ルールの整理と集計であり、新しいルールを定めたり個人を採点したりするものではありません。
ここに示すベンチマークはエコシステム全体の数値です。個別のDRep、委員会メンバー、プールのデータは、リンク先のツールで確認してください。
役割ごとの基準
Cardanoガバナンスの説明責任を支えるのは誰か
役割を選んで、その権限と責任、そしてコミュニティがその活動をどう検証できるかを確認しましょう。
- DRep(Delegated Representative)
- 憲法委員会
- ステークプールオペレーター
- トレジャリー資金による活動
DRep(Delegated Representative)
自身に委任するADA保有者を代表して、ガバナンスアクションに投票します。
責任を負う範囲
- DRepとして受け取った報酬は速やかに公開し、委任や投票の見返りとしてADA保有者に対価を支払うことは決してしません。DRepは、自身に委任するADA保有者の利益のために行動することができます。 (憲法第2条第2節・第4節)
- Cardanoの基本原則(Tenets)とガードレール(Guardrails)の範囲内で行動します。 (憲法第1条)
望ましい姿
- 投票の理由を公開しています。
- 公開プロフィールを常に最新に保っています。
- 一貫して投票に参加し、利益相反を開示しています。
憲法委員会
ガバナンスアクションが合憲かどうかを判断します。ほとんどのアクションは、委員会の承認なしにはオンチェーンで発効しません。
責任を負う範囲
- ガバナンスアクションは合憲かどうかのみを基準に判断し、オンチェーンで施行される内容が憲法と整合し続けるようにします。 (憲法第3条第1節)
- 透明性をもって活動し、すべての決定を公開します。アクションを違憲とする票を投じる場合は、その根拠となる憲法の該当箇所を明示します。 (憲法第3条第4節)
- 委員会の活動に対して受け取った報酬は、速やかに開示します。 (憲法第3条第4節)
望ましい姿
- 合憲性に関する各判断について、その理由を説明しています。
- 自らのプロセスについて、コミュニティとオープンに対話しています。
- メンバーは利益相反の可能性を開示しています。
ステークプールオペレーター
ネットワークを守るブロック生成ノードを運用し、ステークプールに投票権のあるガバナンスアクションに投票します。
責任を負う範囲
- ステークプールに投票権のあるアクション、すなわち不信任、委員会の更新、ハードフォークの開始、セキュリティに関わるパラメータ変更、情報アクションに投票します。 (憲法第2条第5節)
- セキュリティに関わる変更に投票する際は、Cardanoのガードレール(Guardrails)の範囲内にとどまります。 (憲法第1条第2節)
望ましい姿
- 高い稼働率で、信頼性が高く適切に構成されたインフラを運用しています。
- オンラインインフラの運用と、Cardanoのパラメータや仕組みを理解しています。
- 連絡先を公開し、プールのメタデータを最新に保っています。
- ステークプールが参加できる投票に加わり、票を投じるだけでなく、論点や理由も共有しています。
トレジャリー資金による活動
オンチェーンで承認された条件のもと、CardanoトレジャリーからADAを受け取り、エコシステムのための活動を行います。
責任を負う範囲
- 資金申請は標準化された透明な形式で提出し、誰でも確認できる恒久的な根拠文書を添えます。 (憲法第2条第6節)
- 引き出しの目的、スケジュール、費用、返金条件を明記し、過去24か月間に受け取ったトレジャリー資金を開示します。 (憲法第2条第7節)
- 独立した監査の費用を負担し、ADAの使途と成果物の達成状況を追跡する管理者を指名します。 (憲法第2条第7節)
- トレジャリーのネットチェンジリミット(Net Change Limit)、すなわち一定期間にトレジャリーから流出できるADAの上限を守ります。 (憲法第2条第7節)
望ましい姿
- マイルストーンに対する進捗をオープンに報告しています。
- 資金の使途を公開しています。
- 提案どおりの成果を届け、未使用の資金は該当する場合に返還しています。